●プロフィール●

1月19日(土)昼・夜

演奏  九大フィルハーモニー・オーケストラ
指揮とお話  荒谷 俊治

福岡の音楽文化事始め 〜九大フィルとともに


九州大学を中心とする福岡市内の大学生によって構成された学生オーケストラ。100年余前の発足時から、九州の音楽界の先駆的存在として精力的な活動を続けてきた。皇太子時代の昭和天皇ご結婚を祝う大正13年の「奉祝音楽会」で、ベートーヴェンの「第九交響曲」を演奏。これが日本人による「第九」の初めての演奏と言われている。2009年創立100周年を迎えた。

プログラム
ヨハン・シュトラウス2世/ウインナーワルツ「春の声」
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」より第2楽章
ブラームス/ハンガリア舞曲第5番
中村滋延/九大百年祝典序曲
荒谷俊治氏お話: わが国最古級のオーケストラ・九大フィルの歩みと、福岡の音楽文化事始めについて、色んなエピソードを交えながらの講話。


あらたに しゅんじ

1930年広島生まれ。九州大学法学部と文学部を卒業。指揮法を石丸寛に、作曲法を高田三郎に師事。‘59年東京放送合唱団を指揮してデビュー。東京フィルハーモニー交響楽団指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者などを歴任。一方で各地のアマチュア合唱団やオーケストラの育成にも尽力した。2007年、九大フィルハーモニー・オーケストラ、及び九大コールアカデミーを50年以上指揮・指導してきた功績に対して、九州大学総長より特別感謝状が贈られた。‘03年から日本指揮者協会会長を務め、現在は特別顧問。