●プロフィール●

2月9日(土)昼・夜

作家
嵐山 光三郎

枯れてたまるか!

あらしやま こうさぶろう

 「僕らの時代は皆、不良少年。権威に対して突っ張っていた」と語る"洒脱な不良老人"然とした姿勢が小気味いい。それは、平凡社月刊「太陽」の編集長時代に檀一雄や渋沢龍彦、深沢七郎らの作家たちと呑みあかした日々の証ともいえそう。独特な文体で放つ軽妙な風俗評論から食、温泉紀行は健在。「素人庖丁記」で講談社エッセイ賞、「悪党芭蕉」で泉鏡花文学賞、読売文学賞など受賞作多数。