●この講師の聴きどころ●

10月5日(木)

写真家
今森 光彦

人と自然との共生
〜里山にいのちをつなぐ


いまもり みつひこ

 水田と雑木林を中心とした里山環境は、熱帯雨林にもひけをとらないほど多様な生物の宝庫。琵琶湖をとりまく自然と人との関わりを長年撮影し、「里山」という言葉とその大切さを世に広めた。広大な敷地に30年かけて造り上げた理想の里山は、数十種類の鳥や蝶が飛び交う生き物の楽園。一方で熱帯雨林から砂漠まで世界の辺境地の取材も続けた。木村伊兵衛写真賞、土門拳賞などを受賞。美しい映像に浸りながら、身近な自然に思いを馳せたい。